原毛本来の美質を導き出す「精毛の技」
原毛本来の美質(滑らかさ、毛の腰、まとまりなど)を引き出す工程です。
精毛には、汚れ、塩分、油分を取り除く工程があります。この際に、どれだけ原毛を痛めず、本来の美質を引き出すかが重要です。
ウエダ美粧堂は、日本伝統の精毛の技、ヨーロッパの精毛の技、双方を研究改良することで、原毛を痛めることなく本来の美質を導き出すことに成功しました。
日本伝統の精毛では、「水炊き」⇒「乾燥」⇒「灰もみ」を行います。「水炊き」とは、汚れ、塩分、油分などを分解除去する過程です。ヨーロッパ精毛では、この一連の工程に薬品を用います。
ウエダ美粧堂の精毛は、使用する薬品の割合、温度の調整などに工夫をこらすことで、原毛を痛めることなく本来の美質を導き出すことに成功しました。